よく晴れた土曜の昼は読書を

「フライドポテト」のことを特別に考えている人って、どれくらいいるんだろう。子供のときの体験や先入観みたいなのが、「オムライス」と頭の中でくっついちゃうことも、よくある話って言われそうだし。

目を閉じて自転車をこぐあの子とアスファルトの匂い

少年はものすごく空腹だった。
もう少しで夏休みという頃、小学校からトボトボと下校しているときだった。
セミはもうやかましく鳴いている。
陽の光は強く、夕方でもまだ陽は沈みそうになかった。
少年は汗を流しながら一人で歩いていた。
友達と一緒に帰ることも多いが、今日はあまりにも腹ペコだったから、とっとと家に帰ってとにかく何か食べたかった。
少年が食べたいのは、昨日の夕食のカレーの残り。
昨夜のカレーは、まだ鍋に多少は残っていた気がする。
ご飯だっておそらく、余りが冷蔵庫にあったはず。
少年はカレーの匂いを想像しつつ、足早に家を目指した。
すると、汗がますます出てきた。

無我夢中で泳ぐあなたと枯れた森
喫煙は健康に一利もない。
と言ったことは、理解していても購入してしまうらしい。
新入社員の頃、顧客として紹介されたコンサルタント会社の社長である年配の方。
「私が元気なのは、喫煙と日本酒のおかげです!」なんてハキハキと話していた。
ここまで言われると、ストレスのたまる脱ニコチンは無しでもOKかもしれないと思う。

雲の無い水曜の昼は友人と

ここ何年か、小説をぜんぜん読まなくなった。
大学の頃は、毎日読んでいたけれど、ここのところ、仕事があるし、読む時間をつくりにくい。
時間があったとしても、ゆったりと小説を読むという気持ちになかなかなれないので、見ていたとしてもおもしろく感じにくい。
だけれど、かなりはまってしまう小説に久しぶりに出会いたい。
村上春樹さんや村上龍さんの小説がすごく好きだから、二人が新人賞をとった群像文学新人賞が自分の好みに近いものがあるかと思って読んでみることが多いが、二人のようにがつんとくるものはなかなかない。
しかし、次世代の光っている新人がいないかと気にかかるからまた読んでみたい。
けれど、純文学なのだからと無理やり分かりにくい言葉を並べているけれど中身が伝わりにくいものも多いからさびしい。

無我夢中で走るあなたとファミレス
少し前まで、会社に入って多くの仕事仲間に囲まれて雇われていた。
だけど、働き始めて4年くらいで誰かとチームワークを組んで何かするというのに無理だと実感した。
縛られる時間が長く、何名かで進めるので、どうしても噂話が多数。
それを楽しめればじょうずになっていけるのかもしれない。
だけど、時間の無駄としか思えない運命なのだ。
そして、ペースがスローな人に合わせて進めるという我慢ができない、早い人に合わせられない。
まともな人は、努力が足りない!と思うだろうが、母にはそういう運命だと言われた。

気分良く自転車をこぐ彼女と壊れた自動販売機

お願いされて、山の竹の伐採をお手伝いしていたが、モウソウダケがたいそうたくさんで大変だった。
山の持ち主が山の管理を両親から継承して、大きな竹がひしめいていて、伐採しづらかったらしい。
私は、業務で用いる大きな竹が欲しかったので、もらえることになり、タイミングが良かったが、足元も悪い山から運び出すのもひどかった。

喜んで話す君と夕焼け
切り絵やフォトなど美術が結構好きだし、絵も自信があるのに、写真が恐ろしく下手だ。
とは言っても、昔、機嫌よく、レフを大切にしていた時期もあって、絶対に持ち歩いたりした。
ビックリするくらいレンズが合ってなかったり、センスのない配置なので、一眼が説教してきそうだった。
それでも、撮影や現像はやっぱり凄く面白いと思う!

勢いで体操する先生と私

とある夜、私は彼氏と、横浜から一般道を使って、茅ヶ崎に向かった。
理由は、私の一眼レフのカメラで写真を撮るためだったけれど、なかなかうまく写せない。
砂浜は久しぶりだったから、しばらくすると靴を脱いで海の中に入りはじめた。
それも飽きてしまい、ビーチで山を作ることをしはじめた。
覚えている限りでは、それまでは、確かに近くに置いていた黒のデジタル一眼。
めいっぱい遊んで、帰宅の中、GSで一眼レフが鞄に入っていない事に驚いた。
仕方なくマンションまで帰ったけれど、思い出すと、すごく残念な思いをした記憶がある。
数多くの思い出が記憶されていた大好きな一眼、現在はどの場所にあるんだろう?

ノリノリで口笛を吹く友達と夕焼け
理由は分からないが、不安な精神になり、少しも悲しくなった。
大きな訳はなく、なぜか物悲しくなったり、すべてが無駄に思えたりした。
そんな時に、外に出る仕事ができた。
内容はビッグな会場での式典で結構立派な案件だった。
間違ったら良くないので我を忘れてしっかりこなしているうちに、カラリと陽気な心持に戻ってきた。
思い返せばあの時は外に出て陽の光を浴びるという事をしなかったと思う。
明るい時間帯に外に出ることも素晴らしいと思うようになった。

天気の良い週末の夕暮れにシャワーを

とある夏の昼前。
少年は外で、アリの行列が虫の死骸を運んでいるところを注意深く観察していた。
アリ達はがんばって働いているのだけど、虫の死骸ひとつでこんなに大勢のアリがいても、無駄なんじゃないかと、少年は不審に感じた。
少年は、蟻たちに砂をかけたらどうなるかな、という欲求にかられた。
でも、今日は何もせず見守ることに決めた。
暑い夏の日だから、少年の汗がダラダラと流れ、しずくとして地面に落ちた。

息もつかさず体操する君と公園の噴水
業務のために何枚かスーツに合うYシャツを所持しているけれど、大体選ぶ時にたくさん試しに着てみる。
そこそこ、シャツのかたちに執着するのもレアかと思うようになっていた。
そんなときに、前回の仕事で、シャツは特注でと言っていた方がいらっしゃったので、非常にびっくりした。
もちろん、シャツ一枚できまって見えるのはいいな、と感じた。


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